職員室の声

3年1組の担任の(田中)

2019-04-16

 

 3年1組の担任の田中です。

 皆さんは,「初心忘るべからず」という文句は,誰でも知っていますよね。じゃ,誰の言葉なの?と聞かれて答えられる人はいますか?ほとんどの人は知らないでしょうね。知っている人はエライ。実は,古典の教科書にもたまに登場する「能楽」(舞を伴った歌劇)を大成した「世阿弥(ぜあみ)」の言葉なんですよ。「花鏡」(かきょう)という彼の能楽論の中で述べられています。能のことはノーって感じでしょ!?

 

 本来の意味は,人生の中にはいくつもの初心があると言っています。つまり,若い時の初心,人生の時々の初心,そして老後の時の初心を忘れてはならないということです。ですから,その時,その時の初心(=未熟さ)を謙虚な気持ちで真剣に精進することが大事だということでしょうね。ただ,現在は,何かを初めた時の純粋な気持ちを忘れてはならない,という解釈とは微妙に違うようです。

 

 ちょっとお堅い話になりましたが,何が言いたいかというと,今年受験生を持つ担任として,高校生活三年間もその時なのです。受け持っている生徒たちには,良い結果を求めて頑張ってほしい。良い結果が出なかったのは日々の精進が足りなかった。覚悟が足りなかった。ただそれだけです。そうならないためにも,毎日を後悔しないようにしようということ。でも,なかなか難しいんですよね。そこのところを何とか頑張りましょう。

 

 最後に,彼の父親の名前を知っていますか?知らない人は,ファイト―です。

 

ー第一高生(特に三年生)よ!,慢心するなかれ!邁進せよ!-

(文責;田中)