職員室の声

桃栗三年、柿八年・・・(村木)

2018-05-22

 枇杷の実が色づいた。ちょうど家の者も戻っているので、洗って冷やし

ておこうとハサミを手に庭に出た。結構なっている・・・ボウルが欲しいな、

と一旦戻り再び草履をつっかけて改めて庭に戻ると、茂みの向こうに見慣

れぬ球体がびっしりと見えた。梅の実が、こんなに・・・。

 

 苗木をいただいたとき、狭いわが家に梅は植えられないかも、と思いな

がら、それでも2本植えておいたのは、それぞれ息子たちの卒業記念にも

らったものだったから。几帳面な性格の長男が捧げるように持ち帰った苗

木はすくすくと育ち始めたが、その3年後の次男はバットの素振りよろし

く振り回して帰ってきたらしく、苗木はかなり傷んでいてちゃんと根付く

かどうかかなり心配したのを覚えている。

 

 庭の片隅で肥料もあまり届かなかったのか、今まで花は毎年咲くものの、

実をつけたことはなかった。草取りをしたときに、小さい青い実がポロポ

ロと落ちていることはあったが・・・。「桃栗三年、柿八年、梅はすいすい十

三年」・・・そうだ、確かに十三年ぐらい経った。そういうことか。

 

 収穫すると1㎏を超えていた。枇杷の実にせまるほどの大ぶりな立派な

実である。香りも良くて嬉しくなる。今年はこれで梅酒を作ろうか。それ

とも息子たちの好きだった梅シロップを作ろうか。

(文責;村木)