職員室の声

2学期始業式(神田)

2017-09-01

皆さん、おはようございます。長かった夏休みも終わり、2学期が始まりましたが、夏バテすることもなく、それぞれに充実した夏休みを送ってくれたのではない かと思います。夏休み中は、サマースクールや夏季補習などもありましたが、その延長と考えないで、また新しい学期が始まるわけですから、その節目を大切にして 気持ちも新たに2学期をスタートさせてください。現在は、来週末にある文化祭に向けて、どのクラスもその準備に一丸となって取り組んでいるところではないかと 思いますが、今年の文化祭も準備をしっかりして、会場と一体となって大いに盛り上がって欲しいと思います。ただし、ルールを守ってメリハリをつけることだけは 忘れないでください。

 

 さて、昨夜はサッカーの日本代表がオーストラリアを2対0で破って6大会連続でワールドカップ出場を決めましたが、今年の夏も甲子園では高校球児の熱い闘いが繰り広げられていました。ホームランの数を始め、球史に残る記録もたくさん生まれたようですが、個人的には、(当たり前のことかもしれませんが、)高校球児が最後まで勝負を諦めずに立ち向かっていった結果、9回の土壇場で同点、もしくは逆転した試合のことなどが強く印象に残りました。野球に限らず何事でも、例え点差は開いて負けゲームになりそうであったとしても少しでも可能性が残されているのであれば、その少しの可能性に賭けてゲームセットの声を聞くまでは、果敢にチャレンジしていくことも人生においては大事なことだと思いますし、あの勝利をつかみ取ろうとする「がむしゃらな姿勢」は、私たちも見倣わなければならないことで、是非、君たちにも高校球児が見せたような「がむしゃらさ」を身に付けてもらえたらと思います。

 

 ところで話は変わりますが、最近、北朝鮮とアメリカとの関係が緊迫して来てお り、何か事が起これば、私たちの住む日本もただ事では済まないのではないかと心 配しているところです。本当は、こう思うこと自体が「杞憂」(余計な心配)に終わってくれれば良いと思いもしているのですが・・・。これまでは国外で戦争やテロ が発生していることは理解していても、ある意味、日本とは直接かかわりがないような地域で発生していたので、(こういう考え方は本当は良くないのでしょうけれど) どちらかというと他人事のように受け止めていたところがあるわけですが、万が一、北朝鮮とアメリカとが戦闘状態にでも入るようなことになれば、日本にも何らかの 危害が及ぶような気がしてなりません。現在の両国の状況は、俗に言う「売り言葉に買い言葉」というような様相を呈しており、お互いに相手の出方を見ているよう な状況にありますが、この一触即発の状況は、ちょっとした言葉のすれ違い【誤解】によって引き金が引かれてしまうような危険もはらんでいるようなので、何とか、 お互いが歩み寄って平和的な解決を図って欲しいと願っているところです。

 

 ちなみに、この言葉のすれ違いというのは、君たちの身近なところでもよく起こ っているのではないかと思います。つまり、あるちょっとした言葉が誤解を生み、本当はそんなつもりで言ったわけではなかったのにと思っている中で、友情にひび が入ってけんかになったり、仲間はずれにされたりするようなことです。

 

 また、言葉というのは、時と場合によっては人を勇気づけたり、温かくしたりす るものにもなるし、人を傷つけるナイフにもなり得るということを、しっかり理解して使う必要があると思います。例えば、君たちの中にも友達や先生のひと言で、 元気をもらったことがあるという人もいるでしょうし、逆に、友達や先生のひと言で、ひどく傷ついたことがあるという人もいると思います。だからこそ我々職員も 含め、お互いに言葉の使い方には細心の注意を払い、相手のことを考えた言葉遣いをする必要があるのです。

 

 そうやって、トラブルを未然に防ぎ、良好な人間関係を築いた上で、2学期も全員が仲良く、充実した学校生活を送って欲しいと思います。

 

 今の話に関連して、高橋系吾さんという人の「その一言で」という詩を紹介します。   

 

 

その一言でやる気を起こし

 

その一言で励まされ

 

その一言で夢を持ち

 

その一言で嬉しくなり

 

その一言で立ち上がり

 

その一言で腹が立ち

 

その一言で泣かされる

 

ほんのわずかなひと言で

 

不思議な大きな力を持つ

 

ほんのちょっとしたひと言で

 

 

という詩です。

 

 最後になりますが、高校3年生の皆さん、受験というのは自分との闘いです。「自分に勝ってこその他人との勝負」だということを忘れずに、夏休み中に蓄えた力を基に、これからも目標達成のために最善の努力を「がむしゃらに」重ねていってください。

 

 

(校長代理 神田 芳文)