職員室の声

「とある入試問題から感じたこと」(中馬)

2016-11-30

某大学の入試の長文問題で出てきた文です。

 You won't solve a difficult problem unless you make yourself familiar with the area to which it seems to belong ―

along with many other areas which may or may not be related, just in case they are.  On the other hand, if all you do

is get trapped into standard ways of thinking, which others have already tried, fruitlessly, then you will be stuck in

a mental swamp and discover nothing new.

  (Stewart, Ian 2013 "Visions of Infinity: The Great Mathematical Problems")


調べてみると、ある数学についての本からの抜粋でした。
要約すると、「難しい問題というのは、自分に関係ないような分野に精通してこそ初めて解ける」というものです。
(気になる方は難しい文ですが、チャレンジしてみてください!)

これを読んであることを思い出しました。
かの有名なスティーブジョブズのスタンフォード大学での演説で、自分の興味関心だけで受けたカリグラフィー(書道、書法)の
授業が、後にMacを作る際の多彩なフォント設計に役に立ったというものです。

そのときは、自分の将来には関係ないと思っているものでも、いずれ点と点が繋がることがあるというメッセージです。

このスピーチの言葉で "Stay Hungry, Stay Foolish" という有名な言葉が出てきてきますが、個人的にはそれよりも

"You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward.
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future."
(「点を先を見据えて繋げることはできない、振り返ることによってのみ繋げることができる。
 だから、その点が将来においていつか繋がるのだと信じなければならない」)

こっちの方が好きだったりします。

 

生徒の皆さんも、今勉強していることが今後の将来においてどう活きてくるのか、わからないことが多いかと思います。
(私も実際かつてそうでした。。もしかしたら今も?)
しかし、あらゆる分野に精通することは、ある事象に対して一つの見方だけでなく、様々な見方、アプローチを提供してくれる可能性がある、
ということなのだと思います。

そんなことを入試問題のある一節から感じた私は、この文を自分のデスクの見えるところに貼って今日も仕事を頑張っています!

 


(文責;中馬)